1. 導入

日本語には「た」と「だ」、英語には”P”と”B”があるが、

韓国語には厳密に言うと「た」や”P”が三種類があり、「だ」や”B”はない。*語頭では。

この3つは伝統的に「平音(lax)」「激音(aspirated)」「濃音(tense)」と呼ばれている。

2. 3つの無声破裂音

韓国語には、以下の3つのタイプの無声破裂音がある。

これらの音の違いは、発音する際の声帯の緊張度や息の強さに関連しており、特に言葉の初めにある場合、後続する母音のピッチ(音の高さ)にも影響を与える。

  1. /thal/(탈): 「仮面」- 激音 aspirated

    発音するときに息を強く出す。ピッチが高くなる。

    発音するときに息を強く出す。ピッチが高くなる。

  2. /t*al/(딸): 「娘」- 濃音 tense

    声帯が緊張し、その勢いでピッチが高くなる。

    声帯が緊張し、その勢いでピッチが高くなる。

3. 子音とトーン

単語の最初の子音が母音の声調に影響を与えます。以下のようなパターンが一般的:

たとえば、「仮面」(/thal/)と「娘」(/t*al/)では、どちらも破裂音ですが、「娘」の方が緊張音のため、声調が高くなり、「仮面」は激音のため、やや息が強く出ますが、やはり高い声調です。一方で、「月」(/tal/)は弛緩音のため、低い声調になる。