Lには二つの異音があり、それがライトLとダークLである。ライトLはスペイン語や韓国語でよく聞くLで、 イギリス英語においては”L+母音”だとライトLになり、 語末のLはダークLになる。
よくライトLは舌先を歯の裏につけ、ダークLは舌先をどこにもつけないという説明が見掛けられるが、舌先を歯の裏につけてもダークLの音は出せるため、かなりミスリーディングな解説と言える。
しかも北米英語ではほとんどどの位置でもダークLが許されるため、北米英語学習者はダークLの習得だけで問題がない。
二つのLを分けるのは舌先の位置ではない
ダークLが母音っぽくなることをL-vocalizationといって、
「う」とか「お」とかそんな音色になる。
milk, shelf, golf, Albert, culture, helmet, feel, mile, Wales
特にLの前がシュワ(ə, ʌ)の場合、日本人にはだいぶ「お」に聞こえる。
culture, result, ultraなど